渋谷のまちが街中キャンパスな学びの場「シブヤ大学」。6月に行われる「渋谷おとなりサンデー」の特別プログラムとして、地域コミュニティを考えるシリーズ講座が開かれます。その一つを、N9.5/まち暮らし不動産の齊藤が担当します。
http://www.shibuya-univ.net/classes/detail/1407/
[ 渋谷おとなりサンデー ] 地域コミュニティ×コモンスペース-地域に開かれた場が生み出すつながりとは?-
日時 : 2019年5月18日(土)15:30〜17:30
教室 : 渋谷区役所15階スペース428-渋谷おとなりサンデーパーク-
先生 : 齊藤 志野歩 [ まち暮らし不動産 株式会社エヌキューテンゴ代表 ]
参加費 : 無料 定員 : 40名 参加対象 : どなたでも
申し込みはシブヤ大学のwebサイトにて。
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【地域コミュニティをつくる5つの視点】
※この授業は渋谷おとなりサンデー特別プログラムとして開催する、シリーズ授業です。
厳しい自然災害が起こるたび、孤立による悲しい事件が起こるたび、その必要性が説かれる、地域における人と人とのつながりや支え合い。政府が掲げる「ニッポン一億総活躍プラン」においては福祉サービスへの複合化するニーズに対する解決策として、イギリスでは2018年に「孤独担当大臣(Minister for Loneliness)」を設置、「孤独が人の肉体的、精神的健康を損なう」と警告し、様々な施策を展開するなど、近年、つながりに対する問題意識は地域レベルに留まらず、国や世界に広がっています。
しかし、“必要だから”といって、それが“いつのまにか勝手に”出来上がるということはありません。特に渋谷区のような「都市」においては、そこに暮らす、現代の都市生活者の価値観やライフスタイルに適した「人と人の繋がりや支え合い」のカタチが求められますが、その答え、そこに至るための方法は、まだまだ開発途上と言えるのではないでしょうか。
そこで今回のプログラムは、これまでの「渋谷おとなりサンデー」の取り組みを通じて見えてきた現在の渋谷の地域コミュニティの姿をベースに、5つの視点から、これから目指すべき、渋谷らしい、都市における地域コミュニティのあり方とその実現のためのアプローチについて、各分野の専門家や実践者の方々と共に考えてみたいと思います。
【④地域コミュニティ×コモンスペース-地域に開かれた場が生み出すつながりとは?-】
地域で顔見知りをつくる場所は、昔で言えば井戸端会議、道遊び、銭湯などだったかもしれません。固定の場所がなくても地域でのつながりのあった時代から、特定の世代のつながりはあっても多様な世代がつながるのは難しい時代になっているのではないでしょうか。
今回、東京都西荻で食を中心としたパブリックコモンスペースである「okatte西荻」を運営する齋藤さんをお迎えします。メンバー制の仕組みによって運営され、仕事帰りに立ち寄ってごはんを食べたり、小商いもできたりと、老若男女誰でも気ままに立ち寄ることができる場所はどう作られているのか。その仕組みに迫りながら、これから先私たちは地域にどんな場がほしいのか、その場にどう関わっていけるのかを考えてみたいと思います。
【地域コミュニティをつくる5つの視点:授業スケジュール】
・2019年5月17日(金)19:00-21:00
「①地域コミュニティ×生涯学習と市民参加-学びと参加による地域づくりとは?-」
・2019年5月18日(土)10:00-12:00
「②地域コミュニティ×公共空間-公共空間を交流場所へ、外の場が持つ可能性とは?-」
・2019年5月18日(土)13:00-15:00
「③地域コミュニティ×高齢者福祉-これからの地域の支え合いはどうつくる?-」
・2019年5月18日(土)15:30-17:30
「④地域コミュニティ×コモンスペース-地域に開かれた場が生み出すつながりとは?-」
・2019年5月24日(金)19:30-21:00
「⑤地域コミュニティ×学生-学生と地域の幸せな関係はどうつくる?-」