About Project
このプロジェクトの始まりは、室町時代からつづく、ある名主(なぬし)さんからのご相談でした。
舞台は、茨城県つくば市。つくば駅から車で10分。科学技術の粋をあつめる「つくば」中心部から、わずかな距離のところにある「大村(おおむら)」。伝統的な日本家屋の母屋、蔵や長屋門、畑も庭も広々。しかし、東日本震災を経て母屋の補修も顕在化し、これから家を維持していくのはとても大変。
これからも、つくばらしい暮らしを続けていくには?
引き継いできた家を維持していくには?
農地って残していけるのかな?
現実はいろいろ厳しいけれど、これから続く新たな暮らしのモデルをつくりたい・・・想いは広がる。でも、悩みは深い。
母屋をパブリックコモンにすることができるかもしれないし、二拠点居住のハブになるかもしれない、将来は新たな住民がここに暮らすことになるかもしれない、・・可能性は思い浮かぶけど、すぐにコレ!って解決できる妙案はありません。
でも、いまここに暮らしている人たちだけでは、
解決できないことだけは明らかでした。
オーナーさんが、
昔ながらのご自宅を改修しながら、家を開き、
新しい住人が、
集落の良さを取り入れながら、暮らしていく。
大地区における、新しい関係性が、これから育まれることを願い、まち暮らし不動産はオーナーさんへの助言などを行いました。
Client:
個人
Task:
プロジェクトマネジメント
コンセプト設定
事業収支検証
TEAM:
齊藤 志野歩(N9.5)
篠原 靖弘(N9.5)
金谷 聡史(カナデラボ)
木名瀬 佳代(木名瀬佳代建築研究室)