今日はクリスマスイブ。あの楽しかったブックフェスから1か月経ってしまいました。遅くなりましたが、「みんなでつづる詩」のコーナーのご報告です。イブの夜に楽しんでください~。
◆「みんなでつづる詩」
ダンゴムシ、カマキリ、ヤマトシジミを題材にして、来場者に「その虫たちをイメージする言葉」を書いて、コーナーに貼り付けてもらいました。
その言葉たちをもとに、虫を題材に詩を書かれている国分寺在住の詩人&児童文学作家の西沢杏子さんに講評をしていただきました。
○西沢さん
このようなきちんとした講評をするとは思わずに、気楽にここへ参りました。このように詩で即興をつくるなんてあるのでしょうか。初めてですよね。
来場されたお子さんや大人の方もいろんな言葉を書いてくださいました。
まずは、ヤマトシジミですが、「モンシロチョウじゃないのですか?」と聞かれる方もいらしたのですが、小さなチョウなので目立たないのでしょう。今年は暖かいので、今日も飛んでいるのを見ました。卵で越冬するのですけれども、成虫でもぎりぎり…霜が降りる前くらいまで飛ぶチョウチョなのです。皆さんの言葉をつないで、今、10分くらいのあいだでつくってみました。(実際に書いていただいたものには、参加者が書いた言葉には赤い印がつけてあります)
「ヤマトシジミ」
空へひらひら
公園でひらひら
ひらひらひらりん
どこへいく
私の夢に飛んできて
やはり、ひらひらひらりんという言葉が多いですね。ちょっと表現としては陳腐な言葉ではありますけれども、子どもたちはひらひらひらりんで十分ではないかと思います。
次は、カマキリです。
「カマキリ」
さあ、行こうか
なにをしに?
おいしそうなあなたをいただきに
ううん
うそようそ
子どもを産みに、さあ行こう
というように平和的にまとめてみました。カマキリというと、結構獰猛な感じに受け取られるようで、ちょっと激しく「おいしい」などという言葉もあったのですが、おいしいと言ってしまうとちょっとかわいそうなので(笑)。
最後はダンゴムシです。ダンゴムシは、厳密に言えば虫ではないですね。どちらかというと甲殻類で、エビとかカニの仲間になるのです。ですが、一応「虫」ということで、子どもたちには大人気です。虫があまり好きではない子どもも、ダンゴムシは好きですよね。
「ダンゴムシ」
まんまるだね
ころころだね
バケツいっぱい集合したね
くるくるくるりん かくれんぼ
花びらの下に かくれたよ
以上です。ありがとうございました。
(2015年11月23日 国分寺ブックフェスティバルにて)